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玉藻

玉藻

☆レッスン02♪

みんなも囲碁を始めてみようぉお~♪白ごっくんの
初めての囲碁レッスン♪


コウってなぁに?

囲碁の仕組みについて、ざっとご紹介しました。
囲碁って面白そうだな(^^)って思ってくれましたか?
初めは覚えることが多いから、難しそうに思えますけど、実際に石を置いてみたり、石をとりあったりすると楽しいんですよ。

前回では、まず一番大事な『石の生き死に』についてお勉強しましたよね。
その時に「あれ(*_*)?ちょっとコレ、どうなってるんだろうσ(^^;)?」って思うことありませんでしたか?

一番はしっこの線上ですね┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤
└┴○┴┘こんな所にいたり


四隅の一番端ですね┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤
○┴┴┴┘こんな所にいた場合は呼吸点っていくつなの?


はい、お答えしましょうね。
上の場合は呼吸点は左右と上に三つです。
下の場合右と上に二つですね。
ここを全部ふさがれたら、やっぱりぼくは死んでしまいます。
つまり、上の場合()にある時は三手で、角っこ()にある時は二手で死んでしまうんです。


┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤これで、呼吸点はすべてふさがっています。
├┼●┼┤
└●○●┘
┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤これも、これで隅は死です。
●┼┼┼┤
○●┴┴┘


そう、真ん中にある時みたいには、余裕が無いってことですから、この場所にいるぼくたちにはとっても気をつけてあげないと、すぐ死んじゃうこともあるんですね。

さて、これをお勉強したあと、囲碁には難しいルールが一つだけあると言うことをお話ししましょう。
たった一つだけなので、頑張って覚えてくださいね(^^)。
それはコウっていう形が出来たときのことです。

まず、真ん中で出来るコウのお話をしますね。

変わったかたちですけど┌┬┬┬┐
├┼●○┤
├●○┼○菱形が二個くっついたような形ですね。
├┼●○┤
└┴┴┴┘

今、白番でこんな形ができているとしますね。
ぼくは、このまま違うところへ打ちました。
すると、黒ごっくんが開いている真ん中の


┌┬┬┬┐
├┼●○┤
├●○×
├┼●○┤
└┴┴┴┘

太い青のばってんの印の所へ入ってきました。
本当ならここは囲まれている「着手禁止点」なんですけど、石が取れるので入れるんです。


一個の白石をとりました┌┬┬┬┐
├┼●○┤
├●┼●○ぼくがとられた形です。
├┼●○┤
└┴┴┴┘

このとき、ぼくは取られると他の石が一手では繋がれないので、困ってしまいます。
だから


こうしたいんです┌┬┬┬┐
├┼●○┤
├●○┼○この形に取り返したいんですけど
├┼●○┤
└┴┴┴┘


実は、これが出来ないんです。
正確に言うと、すぐには出来ない
黒ごっくんが、ぼくを取ったすぐ後の着手で、取り返すことはルールで認められていないんです。

なぜでしょうか?

この形って、よく見ると同じ形を行ったり来たりしてるわけですよね。
取って、取り返して、また取り返して、また取り返して……
このくりかえしを許してしまったら、囲碁は永久に終わらなくなっちゃって、困ってしまうんです。
これがコウという形。
漢字では『未来永劫(みらいえいごう)』の「劫」という字をあてています。
どこまでも、果てしなく続く時間のように、終わりがないってことですね。

終わらないのでは、困ります。
だから、『コウを取られたらすぐには取り返せない』というルールができたんです。
だったら、どうしたらいいんでしょう(^^)?
簡単なことです、違うところへ打てばいいんですね。
相手の黒ごっくんが、答えてくれるかどうかはわかりませんが、違う所へ打ってみる。
もし、黒ごっくんが違う所に手抜きができないと判断すれば、おつきあいしてくれるわけですから、


┌┬┬┬┐
├┼●○┤
├●○┼○この形に取り返すことができます。
├┼●○┤
└┴┴┴┘

このあと、黒ごっくんが前の形に戻したいと思ったら、こんどは黒ごっくんが、ぼくの手抜きできない所へ打ってみるわけです。
そうしたら、ぼくも考えてそこへおつきあいするか、そこは黒ごっくんに渡して、この石の真ん中へツグかを考えるんですね。


┌┬┬┬┐
├┼●○┤
├●○○○もし、おつきあいしなかったら、この形にツグ。
├┼●○┤
└┴┴┴┘

これで、ぼくは繋がって、黒ごっくんには、切れるところがいっぱい出来ました。青色のばってんのところです。
┌┬┬┬┐
×●○┤
├●○○○こんな感じです。
×●○┤
└┴┴┴┘


おわかりでしょうか?
これがコウの仕組みです。

同型になってしまうコウは、すぐには取り返せません。
取り返してしまうと、その時点で反則負けになっちゃうので、気をつけてくださいね。
コウの形になったとき、取り返したいと思って、他のおつきあいしてくれそうな場所に打つことを「コウ立て」とか「コウ立てをする」とか言います。

もしおつきあいしてくれなかったら、コウの争いでは負けてしまいますが、別の所に二手連打できるのですから、それを使ってコウ争いの部分よりも大きい得をすればいいわけです。
これを「コウ材」といいます。

コウ材が、今争っているコウの損得より大きいコウ材だと、おつきあいする方がいいし、小さいコウ材だとそちら方面は譲って、コウをツグとか他の手だてを考えてコウに勝つことを考えます。

それが、囲碁の醍醐味で、ヨミや計算が大事になるところです。

今争っているコウの価値がどれほどなのか。
コウに負けたときの被害はどれほどなのか。
正しく見極めて、コウを争ったりコウにならないように打てたら面白いですよ(*^_^*)。

さて、真ん中でみたコウの形ですけど、これは辺のところでも隅のところでも現れます。
↓こんな感じです。

┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤この三角形の山型と
├┼○●┤
└○●┴●
┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤反対の三角形の山型のくりかえし。
├┼○●┤
└○┴○●


┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤隅はわかりにくいけど
●○┼┼┤
○┴○┴┘

┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤こんな感じですね(^^)。
●○┼┼┤
└●○┴┘

ちょっと難しいけど、大事なルールです。是非覚えて、コウという形に強くなってくださいね(^_^)v。




「ごっくん」の画像アニメは星目風鈴中四目(はじめ)さんに著作権がございます。




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